K-ABCⅡとは
K-ABCⅡ(Kaufman Assessment Battery for ChildrenⅡ)は1983年、カウフマン夫妻によって米国で開発され、2004年に改定、日本では2013年に刊行された心理・教育アセスメント手段です。
WISC-Ⅳと並ぶ代表的な検査ですが、基礎学力の習得度をはかる課題が取り入れられているため、学習支援を目的とした評価をすることができます。
「認知尺度(認知処理力)」からは得意な情報処理のしかたや計画力や実行力、入力した情報の定着力、「習得尺度(基礎学力)」からは読み書き算数の学習についてそれぞれのレベルがわかります。
100を基準とした数値のばらつきを見ることで、認知処理力に見合う学力を持っているかどうか、どこのつまずきによって学力発揮が難しくなっているかを把握します。
得意・不得意の差を理解し、適切な学習方法を見出していきます。
検査所要時間は約150分と長めですので、2回に分けて行うこともあります。